Kalanchoe.

「幸福を告げる」「たくさんの小さな思い出」「あなたを守る」「おおらかな心」

漬物工場で働いたことについて

フォロワーのバイトの面接についてのブログが面白すぎて私も書こうと思いましたが、特定が怖すぎるので昔2日だけ派遣で働いた工場の話をしようと思います。

 

ある時期、派遣に登録して派遣社員の仕事をしていました。

その派遣会社は主に工場の仕事を中心に紹介している会社でした。

最初に紹介してもらった会社は、先輩のおじいさんに胸とかお尻をさわれたり息をかけられたりして気持ち悪かったのでバックれて任期終了となり、次にとある工場に行きました。

そこは漬物の工場でした。

最初、電話でその漬物工場の話を聞いたときに私の担当のコーディネーターの人に「結構漬物の臭いキツイけど大丈夫?」と聞かれたのですが、とにかくお金を稼ぎたかった私は「大丈夫です!漬物大好きなんで!」と答えて、面接と工場の見学に連れて行ってもらいました。

今思い出すと非常にアレなのですが、その面接に行くのにスーツのジャケットを無くしてしまい、面接に行ったとは思えない変な格好で面接に行きました。

コーディネーターと工場長のおっさんと私とで3人で面接をし、「漬物の臭いキツイけど大丈夫?」とまた聞かれましたがお金が欲しかったので「大丈夫です!」と言いました。

ちょうどその頃繁忙期でとにかく人手が欲しかったらしく面接とは思えない変な格好をしてても受かってしまいました。

「明日からでも今からでも来ていいよ」と言われましたが、面倒だったのでその次の週から働くことにしました。

そのあと漬物を作っている場所を見学しました。臭いがキツくて気持ち悪くなってしまいましたが、まさか受かった後に「臭いがキツいんでやっぱりいいです」とは言えないので、「頑張ります!」とめちゃくちゃ作り笑顔をしてその場を後にしました。

翌週、さっそく漬物工場の仕事が始まりました。

まず作業服に着替えるのですが、食品関係の工場で働いたことがある人はわかると思うのですがあの手の作業服は結構複雑な構造をしていて慣れていないと着るのに結構時間がかかります。しかも作業服のサイズが合っていなくて、動きにくいなあ…と思って変な歩き方で歩いていたら、それを見たババアに「ちょっと!それサイズ合ってないんじゃないの!?」と大声で言われてしまい、恥ずかしくてその時点で帰りたくなりました。

事務室でちゃんとしたサイズの作業服をもらい、「こっちの事務の仕事がやりたかった」と思いながら着替えて作業室に行きました。

その日の仕事はとにかく大量のキュウリの漬物(きってないやつ)を選別し、極端に小さいもの、形が歪なものなど、漬物として売り物にならないものを取り除く作業でした。

漬物は結構独特な臭いなのですがこのキュウリの漬物も本当にキツイです。吐きそうになりながら必死でやりました。というか、途中抜け出してトイレで吐いてしまいました。

なんとか午前中をやり過ごして昼休み、マスクだけを取り作業帽と作業服を身につけたまま休憩室で不味い仕出し弁当を食べていました。

休憩室はめちゃくちゃ狭くて、その中に自動販売機と会議用の長机とボロボロの椅子があって、この中でする休憩は果たして本当に休憩なのかと考えてしまうくらいひどい休憩室でした。

しかし立ちっぱなしの仕事で腰が悲鳴を上げていたので座れるだけありがたい…とお茶を飲んでいると、私の前にとある女性が座りました。

その女性はすっぴんだし髪も全部作業帽のなかにしまってるしで美人なのかそうでないのか分かりませんが多分美人ではなかったと思います。書き忘れましたがその工場は漬物の中に化粧の粉などが入るのを防ぐため化粧禁止でした。

まあとにかくバケモンみたいな女性が前に座って、その女性がその隣の別の女性と雑談を始めたのですがその内容は嫌でも私の耳に入りました。

バケモンみたいな女性は自分の過去の男性遍歴を語り出し、夜中にいきなり部屋に呼び出されてセックスしただの言い始めました。漬物の臭いが充満した休憩室でクソ不味い仕出し弁当を食べながらバケモンみたいな顔をした顔が気持ち悪い話をしだすため本当に吐き気がしてつらかったです。

もうその時点で本当に辞めたかったのですが、あいにく私の隣に座っていたのが私の教育係みたいな人だったのでそのまま作業室に連れて行かれ、午後の仕事が始まりました。

 

次の日。筋肉痛がすごいしまだ鼻の奥に漬物の臭いが残ってる気がして吐き気がしていて行きたくなかったのですが、出勤しました。

その日の仕事は漬物を決まった量だけ取り出しパックに詰める、いわばライン作業でした。

他のおばちゃんがさっさと慣れた手つきで漬物を摘みパックに詰めて行く中、私はもたもたして漬物を大量にこぼしたりなんだりで何度もラインを止めてしまいました。

その様子を見かねた中国人の女が私と交代してものすごい速さで遅れを取り返していきました。

私はというと作業室の奥の方に連れてかれ、漬物のパックをダンボールに梱包する作業をすることになりました。見ると私と同じようにトロそうな人がちんたらやっていたので、これなら大丈夫かなとやっていたのですが、ダンボールで指を切ってしまいました。

すぐに血が止まると思っていたのですがなかなか止まらず、ダンボールに血がついてしまい、それを上司に見られてまた事務室に連れて行かれ、絆創膏がなかったのでセロハンテープを貼られました。死にたくなりました。

 

昼休みはまた前日と同じように気持ち悪い思いをし、午後からはまた昨日と同じ部屋で同じ作業をするように言われました。血が止まったのでセロハンテープは捨てました。

 

 

そのとき、私と同じように派遣で働いていて同い年の女の子を紹介されました。私と同じようにトロそうでいかにもオタクって感じの(失礼)女の子で、相手も同じようなオーラを感じたのか作業しながらやたら話しかけられたのですが漬物の臭いで口を開けたら吐きそうな状態だったので殆ど無視しながら作業をしていました。

 

 

作業が終わり、掃除当番だとかなんとかで掃除をしていました。部屋に水をまいてデッキブラシでこするのですが漬物の臭いで頭が回っていたためホースで水をまくのに他の人にぶつけたりしてめちゃくちゃ怒られました。

 

帰り際にその話しかけてきた女の子にお疲れ様と声をかけられ、また明日から頑張ろうねと言われましたが本当に辞めたかったです。

 

 

コーディネーターにいつ辞めると告げようか悩んでいましたが、前の仕事をバックれてもセクハラが原因だったということで、本来ならもう仕事を紹介してもらえなくなってもおかしくないのに仕事を紹介してもらえていたので、辞めると言い出しにくくてなおさら悩んでいました。

 

身体はめちゃくちゃ疲れているのに、なかなか寝付けなくて、朝方ようやく眠れたのですがなんと出勤時間を過ぎても目覚めず結果大寝坊をしてしまいました。

コーディネーターからたくさん電話が来ていたので、とりあえずコーディネーターに電話をかけるとコーディネーターがカンカンに怒っていました。

寝起きのぼーっとした頭で適当に返事をしていると「もう仕事紹介しないから。適当になんとかして」と至極真っ当なことを言われて切られました。

 

 

工場の仕事は本当に辛いのでもう二度とやりたくありません。

やらなくて良いよう頑張りたいと思いました。

ちなみに漬物は好きです。

あとこの話はフィクションかもしれません。

 

おわり。