Kalanchoe.

「幸福を告げる」「たくさんの小さな思い出」「あなたを守る」「おおらかな心」

松重豊さんのこと

 

 

 

突然だが、私は俳優の松重豊さんが好きだ。

松重豊さんがCMに出ているのを見つけるとつい見入ってしまうし、出演していたドラマもチェックし、最近は過去に出ていた映画を観ている。

先日最終回を迎えた「重版出来!」でも、編集長役として出ていたが本当にいい演技だった。編集長として編集者を怒鳴り散らしたり、漫画を描けなくなり毎日酒浸りになった漫画家を説得したり、また、友人が営む古い本屋に転売用の本を高値で買いにきた転売屋を怒鳴り追い返したりしている。それらの演技には全て説得力がある。強面な顔をしているためちょっと眉をひそめると怖い。そして背がべらぼうに高く、主演の黒澤華と隣に立つとまるで親子のように見える。

そんな背が高くて、強面な松重豊さんが好きだ。

松重豊さんを知ったのはドラマ「孤独のグルメ」である。孤独のグルメをドラマにするにあたり、ただ歩きご飯を食べるドラマの主役はご飯に負けないくらい存在感がある人が欲しいということで松重豊さんが選ばれたらしいが本当にはまり役だったと思う。

どんなご飯も、とても美味しそうに食べ、そして食べ方がとても綺麗だ。背が高く細身なためスーツがとても似合う。そして渋い声でうまいだのなんだの言っているのが良い。まさに井之頭五郎を演じるにふさわしい人物ではあるが、彼を演じるのはかなり大変らしい。まず、松重豊さんは元は小食な方であり、孤独のグルメの撮影の日は絶食し最高にお腹を空かせて挑む。

 

高倉健主演の映画「幸福の黄色いハンカチ」という映画がある。

高倉健演じる島勇作が刑期を終え、網走刑務所から出所して食堂でカツ丼とビールを頼み、それをとても美味しそうに食べる。有名なシーンだ。

高倉健もそのシーンのために絶食し撮影に挑んだらしい。

 

その撮影一回のためなら、多少絶食をしてもいいのかもしれないけれど、松重豊さんは違う。孤独のグルメは1シーズン12話で、今現在までにSeason.5まで放送されているため全部で60話、それに特別編として博多、北海道、そして夏に放送される東北の出張編を合わせると最低でも63回はドラマの撮影のために絶食もしくは食べる量を抑えているのだろう。並大抵の人ができることではないと思う。

 

 

ぶつぶつモノローグの中で食事の感想を呟きつつ食事をとる役もあれば、編集長として編集者のおしりを叩くような役、今までたくさんの役を演じてきている松重豊さんだが

座右の銘は「その日暮らし」。常に初心を忘れないという意味で、以前に演じた経験は一切捨てて引き出しのない状態で次の役に臨むようにしているらしい。

すごいね。よく「以前もこういう役をしたことがあってそのときの気持ちを思い出しながら演技しました」なんて抜かす女優さんとかいるけど、そういう人とは全然違う。

 

まぁ、性格は置いておいて、やっぱり、いちいち食べ物に対してわくわくした顔をしてるときとか、すごい幸せそうな顔されてるとちょっとドキドキしちゃうよね・・・

あと喉の血管が好きです。

 

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おわり。